今月の法華宗行事予定(11.17〜11.23)
- 11.21
- ・御虫干会
【大本山光長寺】 - 11.22
- ・令和六年度弁論大会
【興隆学林】
詳細は大本山本興寺までお問い合わせください。
本興寺は応永27年(1420)に当時の尼崎城主である細川満元の帰依を得て開創されました。元和3年(1617)領主戸田氏の尼崎城築城の際、代地として現在地を得て移転し今日に至っています。
ここは日隆聖人ご入滅の聖地であり、聖人が日蓮大聖人の教えを正しく伝えるために著された三千余帖(三百余巻)の「御聖教」(おしょうぎょう)が格護されています。
また宝物も多く、国指定重要文化財は日蓮大聖人の御所持の太刀「数珠丸」、御開山日隆聖人御木像、開山堂、方丈、三光堂の五点があり、その他にも県・市の文化財もあります。その他重要宝物として「宗祖御真筆三幅対本尊」(しゅうそごしんぴつさんぷくついほんぞん)をはじめ、信長等の武将の「禁制」(きんぜい)や美術品なども保存され、毎年11月3日の「虫干し会」に一般公開されています。
境内には享徳3年(1454)に「勧学院」が創設され、現在は「興隆学林専門学校」と名を改めて全国から多くの僧侶希望者が修行と学問に励んでいます。また日隆聖人ゆかりの「御霊水」が市民にしたしまれています。
月日 | 行事 | ご説明 | |
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1月 | 1日 | 元旦晨朝法要会 | いつもより一時間早く、午前5時より本堂からおつとめが始まります。山内諸堂を巡って新しい年の平安を祈願いたします。その後貫首猊下からお詞があり、新年を祝う厳粛な行事です。 |
12日 | 新年初講 | 月例の祖師講に合わせて行っています。この月は正午より法要が始まり、参詣者の今年の無事息災を祈願します。読経の後、本興寺婦人会の新年互礼会が開かれます。 | |
2月 | 節分 | 節分星まつり法要 | |
25日 | 日隆聖人御正当法要 | ||
3月 | 中日 | 春季彼岸法要 | |
5月 | 7日~8日 | 法華千部国祷法要 | |
8月 | 15日 | 精霊送り法要 | 昔は「精霊流し」といって、お盆のお供え物を海や川へ流してご先祖の霊を送ったそうですが、今は環境に配慮して流すことはできないようです。本興寺では境内に祭壇を設け、その前にブルーシートを敷いてテントを張り、午後5時より御貫首猊下以下山内住職全員で30分程の法要を営みます。あとは交代で終了時間の午後7時までずっと読経の声が聞こえています。参詣者は檀信徒に限らず、近所の人々三々五々お供物を持ち寄り、それぞれ祭壇の前に置いてから燈明・線香をお供えし、手を合わせています。この行事は本興寺が地域社会に密着した寺院であることを感じさせます。 |
16日 | 盂蘭盆施餓鬼法要 | 本興寺の盂蘭盆施餓鬼法要は朝早く、午前7時から始まります。参詣者は先ず自分の塔頭に行って、供養を申し込んでいる塔婆を受け取り、本堂へ持って行きますと、ご奉仕の総代さん達がそれを受け取って、順に塔婆を並べていきます。法要では並んだ塔婆の施主と戒名を読み上げたあと、参詣された檀信徒は塔婆の前に並べられた焼香台に香を焼べて合掌します。この法要を参詣者が途切れるまで何回も行います。終了予定は正午ということになっていますが、いつも午後1時か2時頃までかかります。季節は暑い盛りですが、本堂はすべての戸が開け放たれ、風がよく通るので結構涼しく、焼香の順番を待ちながら団扇や扇子で顔を扇いでいる参詣者の風景は本興寺の夏の風物詩といえるでしょう。 | |
9月 | 中日 | 彼岸会 | |
11月 | 3日 | 虫干会・三光祭 | 文化の日に合わせて寺宝の風入れと、一般公開をしています。宝物殿ではご本尊・絵画・陶器・古文書・刀剣などの寺宝を展示し、本堂での法要では、宗祖御真筆の御本尊が開帳されます。国指定の重要文化財である方丈の公開もしており、檀信徒だけでなく、市民の見学も多く見られます。 三光祭は同日の午前に行われ、三光堂の御宝前が開帳され、各種祈願を行っています。 |
12日 | 仏教文化講演会 | 宗祖御会式に併せて午後3時から、本堂で講師を招いて講演会を行っております。本興寺や尼崎の歴史など、興味ある内容で、研修会参加者・檀信徒だけでなく、一般市民の聴講も多く、本興寺の地域社会に根ざした活動となっています。 | |
12日~13日 | 御会式 | 12日午後5時より本堂にて、御貫首導師のもと、全国から出仕された僧侶方とともに、古式に則った宗祖への御報恩のための法要です。翌13日は午前10時から御正当法要が行われ、この2日間は全国門末檀信徒研修会が開催されており、参加者は塔頭寺院に分宿して研修に励んでいます。 | |
12月 | 31日 | 除夜法要 |
毎月 | 12日 | 祖師講 | 毎月12日午後2時に、祖師堂で行われている宗祖日蓮大聖人報恩講です。法要の後、貫首猊下が法話をされます。 |
毎月 | 25日 | 開山講 | 本興寺では2月25日の御正当大法要以外の月は、毎月25日の午後2時より開山講を奉修しています。場所はもちろん開山堂です。この法要は御貫首猊下のお導師で山内全員が出仕して、御開山日隆聖人への御報恩のため、また参詣者の先祖供養と家内安全・身体健全の祈願を行っています。この法要が終わりますと、開山堂の西隣にある浄行菩薩石像の前で水子供養が行われます。毎月行われる宗祖日蓮大聖人の「祖師講」と並んで「月例講」といわれています。 |