法華宗(本門流)の公式ページ。法華経に基づいて信心をすすめ、この世の中に真の幸福な世界を築くことを目的としています。

法華宗(本門流)

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菩薩行研究所とは

法華宗菩薩行研究所は法華宗(本門流)教義の現代的意義を解明し、時代に適応する菩薩行の実践(信心・奉仕・布施)に寄与することを目的として設立された研究機関です。
その調査・研究内容は、法華宗の教義からみた社会問題の解明や布教理論および実践に関する研究、および現代における冠婚葬祭の儀式、諸宗教や宗門の実態調査など多岐に亘ります。「菩薩行」という研究報告書を発行しております。
平成27年6月1日付で原井慈鳳上人が所長を退任され、新たに二瓶海照上人が所長に就任されました。
(目的)
法華宗(本門流)教義の現代的意義を解明し、時代に適応する菩薩行の実践(信心・奉仕・布施)に寄与することを目的とする。
(調査・研究及び活動)
1 菩薩行研究所は、次の調査研究及び活動を行う。
 一 法華宗教義からみた社会問題の解明に関する調査研究及び活動
 二 現代における布教理論及び実践に関する調査研究及び活動
 三 現代における冠婚葬祭の儀式に関する調査研究及び活動
 四 現代における諸宗教の実態調査
 五 現代における宗門の実態調査
 六 その他必要とする調査研究及び活動
2 菩薩行研究所は、調査研究及び活動のため、必要な資料を収集し保管する。
3 菩薩行研究所は、布教及び社会問題に関する研究会または講演会を開催する。
4 菩薩行研究所は、調査研究及び活動に関する教材及び資料の提供にあたる。
菩薩行とは

現代ほど人間の本質が見失われた時代はありません。それが人間らしく生きることをますます困難にしています。 「人間とは何か?」という問いに対して、仏教では明確に、人間の本質は「菩薩」であると説いています。菩薩とは真理を携えて世のため人のため実践(慈悲利他行)し、現実社会を浄土化(浄仏国土)に努める者のことです。

法華宗では、『法華宗が行ずる時』と題してお題目(本門八品上行所伝本因下種信行観心の南無妙法蓮華経)そのものが、菩薩行の実践を内容としていることに注目し、私たちが単に仏性という仏になる可能性をもっているだけではなく、それを積極的に外に発現することが本仏(インド入滅の釈尊の本体として久遠という遥かに遠い昔に仏になられ、現在も衆生教化を続けているー久遠本仏釈尊)の御心に叶い、本仏の大慈悲も成就することになるととらえているのです。

残念なことに社会は今、人間本来菩薩であるという本質を忘れて自我の欲望満足のために汲々とし、人間の権利を盾にとって一切のものを支配し、人間の能力によってあらゆるものの尊厳を侵して自然を征服しようとしています。私たちの側に立っている樹木、道ばたの名もない草。路傍の石ころ一つもみな本仏の命を宿しており、菩薩行を行ずる尊い姿と拝するとき、人間だけの独善は許されるものではありません。私たちは一切の人々に対していやあらゆる一切のものに対しても大切に思い、お題目を唱え、合掌礼拝し供養を捧げなければならないのです。


※本門八品上行所伝本因下種信行観心の南無妙法蓮華経
 本門八品ー法華経28品中、第15従地涌出品より第22嘱累品まで
 上行所伝ー本仏釈尊から上行菩薩に譲り与えられた
 本因下種ー本仏釈尊が久遠の昔、最初に仏道の種子を植えられた修行
 信行観心ーただ信じて唱える修行だけでよい

対談 21世紀の『立正安国論』考

クリックすると拡大表示と内容のプレビューができます
週刊仏教タイムス 2009年(平成21年)1月8・15日合併号 第1回
週刊仏教タイムス 2009年(平成21年)1月8・15日合併号より)
週刊仏教タイムス 2009年(平成21年)1月22日号 第2回
週刊仏教タイムス 2009年(平成21年)1月22日号より)
週刊仏教タイムス 2009年(平成21年)1月29日号 第3回
週刊仏教タイムス 2009年(平成21年)1月29日号より)

調査研究・活動

調査研究・活動について 菩薩行研究所 初代所長 原井慈鳳

宗祖・開基・先師聖人報恩奉讃会の事業の一つとして「菩薩行研究所」を一昨年立ち上げる事ができました。

当宗が掲げる「菩薩行の実践」とは何か。そんな声が聞こえて来ました。菩薩行とは人の生き方です。だから決った形はありません。人は何のために生きるのか。それを問うているのです。
「釈尊出世の本懐は人のふるまいにて候いけるぞ」とは宗祖の金言。司馬遷の書に「天の与うるを取らざれば却って、その罰を受く。時いたりて行なわざれば却ってその禍を受く」とあります。

宗祖の与えられた遺命を受けなければ仏教の実現は空しく、今この時行わなければ世の全ての者に将来の禍を招く事、必定です。

今日の自然環境の悪化は危機的状況にあり、人の命の尊厳が失われているような現実は山積しております。

先般は犯罪被害者の会、地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズエさんの講演を開催し、日本では裁判に於いても被害者の立場が非常に弱い現実が語られました。また学校の中の「イジメ」問題に対する対策を実践する寺院のケースから宗門の対応も考えております。当研究所設立と環境問題への取り組みに対し、先般報道機関から科学者と共に取材を受け、科学者から仏教がもっと社会の中で環境悪化を止める役割を果たして欲しいとの要望を受けました。

科学技術と市場経済の利益のみによって動く現実の社会に対して政権の政・官の人々は止揚の見識を失っております。

「立正安国論」は宗祖が時の政・官に対して発したと同時にその精神は今の世にも発せられているのです。「立正」から「安国」に至る我等の尽力こそ菩薩行の実践であると考えるのです。

皆様と共に「信心・奉仕・布施」を旨として当宗教学の現代に於ける実践を弘めて参りたいものです。
合掌

菩薩行研究所よりの発信

東日本大震災発生以来宗門は、被災地義捐のため募金活動に入り、菩薩行研究所に於きましても犠 牲者追善法要はもとより、唱題行等各々の活動を行っている所であります。先般の内局と当研究所の連絡会の報告書により、所員の意見も頂きまして新年度の活 動計画を決定いたします。総じてこの度の未曾有の大震災に対し、信心を中心として活動を進めたく思います。東北教区・矢吹所員とも協議し、所員有志が被災 地にて被災四十九日忌慰霊法要が可能か検討してきましたが、衣・食・住・移動等を実施者自ら責任を持つべきであり、現地の状況を鑑み、被災諸霊百ヶ日忌6 月18日(土)午後2時46分に現地の適当な場所にて供養が実施出来るよう計画いたしたく存じます。  4月28日(木)には各々で大震災犠牲・殉難諸霊の四十九日忌、追善供養をいたしましょう。また活動計画として、大震災に関する真実の声を発信いたした く『菩薩行』の第2号を発刊計画する事といたします。なお、環境問題・原発問題についても宗教・研究者エコ・イニシアチブと研究交流を続けたく思います。  更に、社会に門戸を開く当研究所は、かつて阪神淡路大震災の後、文化人が立ち上がり仏教とアートが協力したように、今回芸術家の中で当研究所に善意を寄 せて下さる方々が現れております。貴重な作品がチャリティーオークションで被災地支援の一助になればと念願するものです。自由な立場で文化芸術諸部門の 方々のご協力を得られましたら、なお有難くご一報の程お願いいたします。

天災、人災から人と社会が蘇生する ーその生き方とはー 菩薩行研究所所長 原井慈鳳

2011年は東日本大震災と同時に福島第一原子力発電所の事故をはじめ、国内外に多くの災害が発生し、私たちは国難と言われる難題に直面しています。現地の人に強いられている忍耐と未だ先の見えない現実の不安は更に大きく広がっています。

重要なのは、天災による物理的な災害と同時に人間が増幅させている災害の大きさに私たちは気づくべきでありましょう。

政・官・業の人々の思考回路は、物理的被害に対する対策や手法に限られ、前進も見えないのに「懸命に」とか「全力で」とか「誠心誠意」などの言葉が踊っています。しかし人間として如何ほどの決意と洞察を以てこの国難に対峙しようとしているのでしょうか。

原発事故による放射能汚染は進行中であり、除染と言っても何処まで可能で将来にわたり何処に最終解決するのかさえ示されておりません。

原発事故の発生当初から当事者は都合の悪い数値、情報は隠す手法で始まり、電力業界も省庁も保安院も学者もマスコミも右へ習え。結果、国民に真実は知らされませんでした。せめて原発を監視する組織や科学者は国民の味方と私たちは思っておりました。しかし「原子力村」といわれ利益を共有する各界の人々はやはり市場経済原理の上に物事を決め、識者が既に指摘してきたリスクは無視されてきました。それ以後も省庁の発表する放射能の数値は限定的で、情報は遅れ、生き物を殺し、住民を迷わせ、また風評被害は多くの人々を苦しめました。それを防ぐためにも、食品だけは全量全品検査が必要です。その技術も機器も研究者により開発されていながら、もう一歩の政治の決断が見えません。発電、送電の分離もあいまいなままに流されています。悲しむべきは先送りの政治的風土と省益主義の官僚の体質でありましょう。

この国難をさらに困難にしているのは、世法(社会一般の法)の指導者である政・官の人々の信頼度であることを国民は思い知らされているのです。誰のために生きている人々なのかと。

思い起こせば、あの何万人もの犠牲者を出した広島、長崎への原爆投下。世界中で放射能の恐ろしさを最も身に浸みて知った国に不幸にして起こった原発事故。何故でしょうか。

NHKの番組「生かされなかった極秘情報」により明らかになったこと。戦争末期、参謀本部の特殊情報部は、テニアンから広島、長崎に向かったB29のコールサインを傍受しており、原爆投下の数時間前にこの危険を察知していました。当時、堀栄三少佐は軍の上層部に危機の情報を伝達したのですが如何なる理由か黙殺され、九州・長崎方面に迎撃発進はもちろん、空襲警報すら出されなかったのです。可惜、無防備の何万人という尊い命が失われ、何万人の長年の苦痛が余儀なくされたのです。原発でリスクが見逃され、発災後も正確な情報が葬られています。繰り返された災難なのです。

使用済み核燃料が無害になるまでには、十万年とか二十万年のスパンを要すると言われ人知を越えています。ドイツは脱原発を明らかにしました。日本の核燃料は、現在量だけでも最終処理できる能力施設がないという無責任。それでも各地原発の再稼働を求める人々がいます。脱原発はウソのない願いです。

自然環境が破壊される危機に対し、科学者と仏教者が協力して考えるシンポジウムに私は一昨年参加しました。震災後は、宗教者、哲学者らが今日の日本の社会や文明を捉え、いかに生きるべきか、転換すべきは一体何なのかを考える講演やシンポジウムが数々行われています。東日本大震災で一万数千人の命が失われ、三千数百の行方不明者がいる現実をどう受け止めるべきか。原発をはじめ便利さや経済効果を追求する今日の科学技術文明をどう考えるべきかと。仏法から世法へのアプローチです。多くの国民も何かを変えなければならないと思い、自らの生活の中で何か出来るのだろうかと考えています。先般、被災の各県・各地を唱題行で歩かせて頂き、犠牲者の供養と同時に今日の仏法のあり方を問わずに居られません。

今日の社会や文明に対し、各宗教関係者から色々な意見が発せられています。例えば、
○甚大な災害に対しても今日の文明に対しても「無常観」を再認識すべき。(浄土系)
○災害地の人々に寄り添い協同体の核として「関係性」を社会に築くべき。(天台系)
○自らの努力のあとは「天命」即ち(仏)におまかせするしかない。(浄土系)
○人間の欲望をいましめ「知足」即ちシンプルな社会生活を求めるべき。(日蓮系)
○社会の中で「共生思想」を養い、諸々が共に生きるべき。(東洋大)
○布施を他者にふりむけ、人として愚かさをふり返るべき。(仏教大)
○仏教者は供養や祈願をすすめるべき。(各宗)

確かに縁や絆を大切にしようと社会に自省を促し、経済的利益と便利さのみにはまかせない文明思考は見えるのですが、宗教各界が提唱する「無常観」や「知足」や「共生」は観念として捉えられがちなのです。それでは、今の世の混迷を改善できる人の生き方とは何か。それを私たちは「菩薩行」であると主張してきました。根本はお題目の受持につきますが、私たちの日常の生活の中で誰でもできる実践が、個人と社会の蘇生を可能にするのだと思います。

鎌倉の世の国難に当たり『立正安国論』を進め、幕府と国民にこの世の蘇生を訴え続けた日蓮大聖人の歩みそのものが菩薩行でありましょう。「釈尊出生の本懐は人のふるまいにて候いけるぞ」と。

今、天災、人災に打ちひしがれる個人の心と社会を立て直し、蘇生させ得るのは決して「無常観」ではありません。現状に不足を言わない「知足」でもありません。ましてや人災を起こしている官僚と無条件の「共生」はできません。

「知足」という観念から一歩進んで、自らの罪障消滅のため他の命に尽くす「供養」。「共生」という観念より一歩進んで、妙法を信じ人の心と社会(環境)の「蘇生」。他の命により支えられている私たちは、自らも生き、他の命のために尽くす生き方しかありません。すなわち、供養と蘇生の実現は菩薩行の実践にあるのです。これこそが今日の思想の軸となり、行動の原点として人々や文明(世法)を感化すべきでありましょう。私たち一人一人の大事な命の生き方なのです。
合掌

菩薩行研究所第一回会合

 平成19年9月4日午後3時から法華宗宗務院4階会議室に於て、菩薩行研究所の初会合がもたれた。
 菩薩行研究所所長原井宗務総長より挨拶があり、その後全員で研究所の規約を確認し、所員である内局各部長より研究所に対する抱負が述べられ、研究員である法華宗伝道隊、無上道、法華宗信報、法華宗教化センター各布教機関の代表の意見交換がなされ、今後より具体的な活動への足がかりとした。
菩薩行研究所第一回会合

菩薩行研究所スタート

いよいよ菩薩行研究所がスタートした。
 開所式は法華宗管長 有原日龍猊下の御導師のもと宗務院6階御宝前に於いて法味言上され、厳かに行われた。
 宗務院1階の展示室に看板が掲げられ、ここを活動の拠点とし、これから講演会、研究会等々行われる。社会は宗教者に様々な社会問題を尋ねてきている。法華宗としてそのニーズに応えるため今後活動してゆくことであろう。
菩薩行研究所スタート

菩薩行研究所主催 講演会「犯罪被害者遺族になって」

〈地下鉄サリン事件被害者の会〉代表世話人 高橋シズヱさんの講演会が「犯罪被害者遺族になって」と題して行われた。
 当日は僧侶をはじめ檀信徒・一般聴衆含めて55人の参加者があった。高橋シズヱさんは事件の発生から、その後の経過そして被害者の現状とその救済を訴えた。
◆詳細は『無上道』平成19年(2007)5月号に掲載
菩薩行研究所主催 講演会「犯罪被害者遺族になって」

四大本山

  • 大本山 光長寺
  • 大本山 鷲山寺
  • 大本山 本能寺
  • 大本山 本興寺

今週の法華宗行事予定(4.9〜4.15)

4.10
・ 千鳥ヶ淵墓苑戦没者慰霊法要(11:00~)
 【宗務院】
4.11
・興隆学林専門学校 入学式
 【興隆学林】
4.12
・月例祖師講(14:00~)
 【大本山本興寺】
4.13
・本山講
 【大本山光長寺】
・十三日講
 【大本山鷲山寺】
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